不妊検査Test
産婦人科で最近10年間で最も進んだ領域が不妊治療と言われています。
それだけに不妊治療に力を入れている医療機関とそうでないところでは出来る検査や治療に雲泥の差があります。
当院では開設当初より不妊に悩むカップルの一組にでも多くに赤ちゃんが授かるよう設備、スタッフの充実に努めてきました。
現在では体外受精・顕微授精をはじめとするあらゆる最新不妊治療が可能ですので従来の治療では妊娠不可能といわれたカップルの多くに赤ちゃんが生まれております。
あきらめずに私達と一緒に頑張りましょう。
治療実績をできるだけ詳細に公表することが患者さんの信頼を得ることになると考えております。
初診時には医師の診察前に当院の不妊カウンセラーが必要な情報を提供いたします。
体外受精実施時には5名の胚培養士からも詳しい説明を行います。
不妊検査のスケジュール
不妊症の患者さんが当院を受診された場合、まず超音波検査やホルモン検査等のための採血、子宮卵管造影検査などによりその原因を推定します。
同時に基礎体温を測定してください。
月経周期に関係なく行う検査
女性 | 甲状腺機能検査(FT4,TSH)・クラミジア抗体・抗精子抗体 |
---|---|
男性 | 精液検査 |
月経周期にあわせて行う検査(女性のみ)
- 卵胞期(月経が始まった日から数えて6〜8日目)
下垂体ホルモン(LH, FSH, PRL)・子宮卵管造影・(子宮鏡) - 排卵期(月経が始まった日から数えて12〜13日目)
卵胞ホルモン(エストラジオール)・超音波検査 - 黄体期(基礎体温が高温相になってから6〜8日目)
黄体ホルモン(プロゲステロン)
当院での子宮卵管造影(HysteroSalpingoGraphy:HSG)
- 子宮の出口から子宮や卵管に造影剤を通し、子宮の形態や、卵管の通過性を調べる検査です。
- 基礎体温が低温(通常、月経が始まってから10日以内ですが、月経中はできません) の時期に行います。実施のときは、基礎体温表を持参してください。
- 術後、痛みや発熱が起こることがあります。(お腹の中の造影剤が吸収されるためです。検査当日はこのようなことがあっても心配いりません。痛みや発熱が強いときは処方された鎮痛剤を使って下さい)検査当日はシャワーだけにして下さい。
- 検査終了後にガーゼを膣内に入れてありますので、トイレに行ったとき端を引いて抜去して下さい。少量の出血がありますが、心配はいりません。
- 検査による感染を予防するため抗生物質が処方されます。忘れないで服用してください。
- 検査後すぐに妊娠しても問題ありません。むしろこの検査直後は妊娠しやすいといわれ、チャンスと考えてください。
抗精子抗体
不妊婦人の中には精子が卵子のなかに入っていく(受精)のを 妨げる物質(抗精子抗体)を身体のなかに持っている人がいます。
このために妊娠しないとき免疫性不妊といいます。
この抗体を持っているかどうかの検査法は数種類がありますが当院では最も信頼性が高いと考えられている精子不動化抗体を測定します。
この検査で異常の婦人は従来の不妊治療では妊娠が非常に困難ですが、体外受精で高い妊娠率が得られます。
少量の血液で調べる事が出来ますので是非検査を受けてください。
子宮鏡検査
精液検査
不妊の原因の1/3は男性側にあるといわれています。
この精液検査はそれを知るのに必須の検査です。
検査を嫌がる人も多いのですが女性の検査に較べれば負担は格段に少ないと思います。是非早めに検査をうけてください。
異常があって自然性交では妊娠が難しいと考えられるカップルには詳しい検査を行い手術療法、薬物療法などで精液の改善を計りながら人工授精(AIH)や体外受精、顕微授精などの適当な治療を併用します。
精液検査標準値
精液量 | 1.4ml以上 |
---|---|
精子濃度 | 1600万/ml以上 |
総精子数 | 3900万以上 |
精子運動率 | 42%以上 |
正常形態精子率 | 4%以上 |
WHOラボマニュアル(2021)より
当院での精液検査の実際
- シャワーを浴びるなどしてペニスをきれいにしてから、お渡しした容器に直接用手的に採取してください。(コンドームには殺精子剤が塗布されていることがありますので不適当です)。
- 採取されたらなるべく1時間以内に持参してください(2時間以上経過しますと正確な評価が出来にくくなります)。
- 禁欲期間は2日以上7日以内としてください。それ以上でも以下でも精液の状態は悪くなるといわれています。
- 精子の状態は同一人物でも日により、またその他の条件により大きく異なります。一回の精液の検査結果がよい場合も悪い場合も再検査をすることがあります。
- お渡しした袋にご夫婦の氏名、採精時刻、禁欲期間を記入してください。
- ご主人の保険証をお持ちください。
受付時間
月曜日〜土曜日
9:00〜17:30
(当院採精の場合17:00までに提出してください)
子宮内細菌叢検査
昨今の研究で子宮内膜の環境が乱れているかどうかが妊娠・出産に影響があることがわかってきました。そのために着床や成長に必要な子宮環境を整えるための検査です。
異常があって自然性交では妊娠が難しいと考えられるカップルには詳しい検査を行い手術療法、薬物療法などで精液の改善を計りながら人工授精(AIH)や体外受精、顕微授精などの適当な治療を併用します。
対象
- なかなか妊娠に至らない、早期流産を繰り返す方
- 着床しやすいように子宮内環境を整えておきたい方
検査
子宮内に生息している細菌の種類と量(子宮内フローラ)を特定する検査です。検査によって、着床・妊娠を促す善玉乳酸菌(ラクトバチルス)を増やす、また妊娠を妨げる病原菌(*慢性子宮内膜炎の原因に関わる細菌)の定着を防ぐための治療を行うことができます。
検査方法については医師とご相談ください
① 子宮内フローラ
子宮内フローラ検査は月経7日目~24目(月経12~13日目が最も適しています)
に子宮内膜液(子宮内空の貯留液)を採取する検査です。
詳細は、VarinosのHP(https://varinos.com/services/flora/)をご覧ください。
② EMMA・ALICE
EMMA・ALICE検査は子宮内膜の厚くなる高温期(月経約15日から25日ごろ)に子宮の内膜を一部採取して行う検査です。
※慢性子宮内膜炎とは
軽度の炎症が子宮内膜に起き、それが慢性的に続く疾患です。着床不全や妊娠初期での流産の原因の一つだと言われています。自覚症状がないため、なかなか発見されませんが、女性の10%程度が発症しています。
不妊治療Treatment
タイミング法
超音波検査などで妊娠しやすい最適な時期を予測し、性生活のタイミングを指導する方法です。
排卵と性生活のタイミングをより確実にするために、排卵をコントロールする注射を行うこともあります。
排卵に問題がある方も、排卵誘発剤を併用することでタイミングを合わせることができます。
排卵誘発剤を用いた治療では、卵巣腫大の副作用のチェックや卵成熟度の判定のために、何回かの超音波検査が必要です。
配偶者間人工授精(AIH)
自然の性交渉では精液は膣内に射出されます。
その後運動精子は 子宮頸管、子宮腔を通って卵管に達してはじめて卵と接することで妊娠することが出来ます。
しかし精子の状態が悪い人や精液検査がよくても子宮側の条件が悪い人では卵管まで精子が到達しにくくなっています。
配偶者間人工授精は細い管を使って出来るだけ多くの精子を卵管の入り口まで運んでやるものです。
人工授精の対象
- 精子の性状が悪い方
- 頸管粘液分泌が少ない方
- 原因不明不妊の方
当院でのAIHの実際
- 排卵の時期を超音波検査やホルモン検査などで推定しAIHの日時を決定します。
- 精液検査と同様の方法で採精し持参してもらいます(当院の採精専用室を利用しても結構です)。
- 細い管を用いて子宮内へ精子を注入します。痛みはほとんどありませんので麻酔は不要です。
- 感染を防ぐため抗生剤を2日間だけ服用してください。
生殖補助医療
体外受精
体外受精・胚移植は今では一般的な不妊治療になり、多くの患者さんが子供を得ていますが、まだ改善すべき点も多いのが現状です。
しかし、日本で出生する子どものうち14人に1人が体外受精で授かった子どもです。
治療成績をあげるため当院でも様々な研鑚を重ねています。
初めての治療で妊娠にいたらなくてもあきらめずに何回か挑戦してください。できる限りの協力をさせていただきます。
一度ご夫婦で当院を受診され説明・検査をお受けください。
体外受精説明会(動画配信)
体外受精の概要・注意点・費用・スケジュールなどを説明した動画を動画配信サービスWovieで配信しています。
ご視聴には診察券番号、パスワードとテキストが必要です。
視聴ご希望の方はアットリンクアプリをダウンロードのうえ、受付または担当医までお申し出ください。
体外受精・胚移植の対象となる人
当院での体外受精・胚移植の治療を勧めるのは以下のような方です
- 卵管性不妊
炎症や手術後の癒着などにより卵管の輸送障害があり妊娠が困難な人。腹腔鏡検査や子宮卵管造影で診断されます。 - 免疫性不妊
抗精子抗体が陽性のもの。検査法はいろいろありますが当院では精子不動化抗体を測定しています。 - 子宮内膜症
薬物治療、手術療法などにも拘わらず1年以上妊娠に至らない人は体外受精を考慮されたほうがよいと思います。診断は腹腔鏡が確実です。 - 乏精子症・精子無力症・閉塞性無精子症
精索静脈瘤、精管閉塞などで手術が可能な例には手術療法施行後。その他薬物療法、人工授精などの治療でも妊娠にいたらないもの。 - 機能性不妊
腹腔鏡あるいは開腹所見を含む検査で明らかな不妊原因がわからないが体外受精以外の治療を行っても1年以上妊娠に至らない人。現在の医学でははっきり証明できない不妊原因があるものと考えられます。
顕微授精法
当院では1996年より顕微授精(細胞質内精子注入法)による不妊治療を行っております。
原因がある高度の乏精子症、精子無力症あるいは無精子症と診断されている人も睾丸に精子さえあれば妊娠出来ます。
また原因がよくわからないが通常の体外受精では受精出来ない人にも適用されます。
当院での妊娠率の向上をみてもわかるように顕微授精は熟達したテクニックと繊細な取り扱いがあってはじめて妊娠に結びつきます。
当院ではすでに5名の担当者が顕微授精のテクニックをマスターし常時対応可能です。
精子凍結保存
不妊治療において、人工授精や体外受精(顕微授精に限る)当日に精子を用意できない場合でも、あらかじめ精子を凍結保存しておけば、それを使用することができます。ご希望の方は、担当医までご相談ください。
また、診療報酬改定により2024年6月1日から条件付きですが精子凍結の保存更新が保険でできるようになりました。
詳しくは、担当医までご相談ください。
費用Price
保険診療時の自己負担(3割)は以下の通りです。回数や年齢に制限があるのでご注意ください。
人工授精・生殖補助医療ともに、他に診察・薬剤等の費用が必要です。
また、高額療養費制度の対象となりますので、ご自身で事前に「限度額認定証」の手続きを行ってください。
人工授精
人工授精 | 5,460円 |
---|
生殖補助医療
体外受精 | 9,600円 | |||
---|---|---|---|---|
顕微授精 | 11,400円 | 17,400円 | 27,000円 | 35,400円 |
新鮮精子加算 | 3,000円 | |||
受精卵・顕微授精管理料 | 13,500円 | 18,000円 | 25,200円 | 31,500円 |
胚盤胞に向けた管理 | 4,500円 | 6,000円 | 7,500円 | 9,000円 |
新鮮胚移植 | 22,500円 | |||
胚凍結保存管理料(導入時) | 15,000円 | 21,000円 | 30,600円 | 39,000円 |
胚凍結保存維持管理料 | 10,500円 | |||
アシステッドハッチング | 3,000円 | |||
高濃度ヒアルロン酸含有培養液 | 3,000円 | |||
融解胚移植 | 36,000円 |
- 私費診療の場合は10割負担です。ただし私費診療にあたる場合の胚凍結更新費用は、当院規定によります。
その他
子宮内フローラ | 60,000円 |
---|---|
EMMA・ALICE | 77,000円 |
凍結保存胚・胚盤胞の保存cryopreserved embryo
1年後引き続き保存をご希望であれば胚・胚盤胞の凍結保存更新の手続きができます。
更新は1年毎となり、保険適用での更新には条件がありますのでご注意ください。
診療報酬改定により2024年6月1日から凍結保存更新の回数制限はなくなりました。
更新受付期間:凍結日の1年後~2週間後までとなります。
(例:2024年6月1日凍結の場合は、2025年6月1日から6月15日まで)
詳しくは、担当医までご相談ください。
治療成績Grades
当院での不妊治療による妊娠数
すべて超音波検査により胎嚢が確認されたものです。
妊娠反応が陽性だけで超音波検査で妊娠が確認されずに流産した症例は含みません。
AIH施行数あたりの妊娠
2001年 | 20/351(5.7%) | 2009年 | 46/514(8.9%) | 2017年 | 26/394(6.6%) |
---|---|---|---|---|---|
2002年 | 37/469(7.9%) | 2010年 | 41/509(8.1%) | 2018年 | 29/430(6.7%) |
2003年 | 32/495(6.5%) | 2011年 | 51/598(8.5%) | 2019年 | 20/327(6.1%) |
2004年 | 57/501(11.4%) | 2012年 | 40/639(6.3%) | 2020年 | 24/354(6.8%) |
2005年 | 37/599(6.2%) | 2013年 | 34/625(5.4%) | 2021年 | 29/265(7.9%) |
2006年 | 54/722(7.5%) | 2014年 | 37/490(7.6%) | 2022年 | 15/275(5.5%) |
2007年 | 53/663(8.0%) | 2015年 | 41/590(6.9%) | 2023年 | 32/339(9.4%) |
2008年 | 51/606(8.4%) | 2016年 | 39/520(7.5%) |
当院での体外受精・胚移植成績
新鮮胚移植・融解胚移植での妊娠例を含めた当院での全胚移植症例の成績です。
妊娠反応が陽性になっただけで超音波検査で妊娠が確認できない症例は妊娠に含みません。
胚移植周期数 | 患者数 | 妊娠数 | 妊娠率(%) | ||
---|---|---|---|---|---|
患者あたり | 胚移植あたり | ||||
1995 | 45 | 32 | 7 | 22 | 16 |
1996 | 105 | 62 | 23 | 37 | 22 |
1997 | 118 | 76 | 29 | 38 | 25 |
1998 | 136 | 88 | 43 | 49 | 32 |
1999 | 181 | 115 | 59 | 51 | 33 |
2000 | 195 | 140 | 60 | 43 | 31 |
2001 | 228 | 167 | 85 | 51 | 37 |
2002 | 215 | 132 | 52 | 39 | 24 |
2003 | 202 | 144 | 66 | 46 | 33 |
2004 | 223 | 151 | 60 | 40 | 27 |
2005 | 204 | 135 | 53 | 39 | 26 |
2006 | 217 | 162 | 59 | 36 | 27 |
2007 | 255 | 173 | 55 | 32 | 22 |
2008 | 277 | 179 | 60 | 34 | 22 |
2009 | 324 | 195 | 84 | 43 | 26 |
2010 | 302 | 182 | 70 | 38 | 23 |
2011 | 299 | 190 | 68 | 36 | 23 |
2012 | 307 | 197 | 84 | 43 | 29 |
2013 | 317 | 193 | 81 | 41 | 26 |
2014 | 345 | 213 | 98 | 45 | 28 |
2015 | 300 | 185 | 80 | 41 | 27 |
2016 | 326 | 196 | 99 | 47 | 30 |
2017 | 316 | 168 | 73 | 39 | 23 |
2018 | 258 | 158 | 76 | 46 | 29 |
2019 | 236 | 144 | 63 | 42 | 27 |
2020 | 217 | 135 | 61 | 41 | 28 |
2021 | 254 | 151 | 80 | 48 | 31 |
2022 | 215 | 143 | 66 | 43 | 31 |
2023 | 168 | 101 | 66 | 65 | 39 |
- 一年のあいだに何度か体外受精・胚移植をされる方がいるので、患者あたりの妊娠率は胚移植あたりの妊娠率より高くなります。
【例】
Aさんが1年に2回の胚移植 をうけ2回目に胚移植で妊娠に成功した場合には患者あたりの妊娠率は1妊娠/1人 = 100%、胚移植あたりの妊娠率は1妊娠/2胚移植 = 50%となります。
2023年の不妊治療成績
人工授精 | 339件(妊娠率 9.4%) |
---|---|
採卵手術 | 113件 |
胚移植 | 168件(妊娠率 39%) |
初期胚移植 | 9件(妊娠率 11%) |
胚盤胞移植 | 159件(妊娠率 41%) |
移植時年齢 | 体外受精(CONV) | 顕微授精(ICSI) | ||
---|---|---|---|---|
妊娠数/移植数 | 妊娠率 | 妊娠数/移植数 | 妊娠率 | |
– 29 | 6/6 | 100% | 2/4 | 50% |
30 - 34 | 4/11 | 36% | 14/39 | 36% |
35 - 39 | 5/17 | 29% | 26/55 | 47% |
40 – | 3/11 | 27% | 6/25 | 24% |
全体 | 18/45 | 40% | 48/123 | 39% |
2024年5月~10月(6ヶ月)の不妊治療成績
人工授精 | 137件(妊娠率 8.8%) |
---|---|
採卵手術 | 79件 |
胚移植 | 73件(妊娠率 42%) |
初期胚移植 | 4件(妊娠率 0%) |
胚盤胞移植 | 69件(妊娠率 45%) |
移植時年齢 | 体外受精(CONV) | 顕微授精(ICSI) | ||
---|---|---|---|---|
妊娠数/移植数 | 妊娠率 | 妊娠数/移植数 | 妊娠率 | |
– 29 | 4/4 | 100% | 3/6 | 50% |
30 - 34 | 3/5 | 60% | 5/12 | 42% |
35 - 39 | 4/8 | 50% | 7/26 | 27% |
40 – | 0/1 | 0% | 5/11 | 45% |
全体 | 11/18 | 61% | 20/55 | 36% |
助成金Support
妊孕性(不妊)検査及び不妊治療費の助成
徳島県では妊娠・出産を望む方の経済的負担の軽減を図るため、各自治体が
妊孕性(不妊)検査・不育症検査・不妊治療費に対する治療費の一部を負担する制度があります。
当院通院中の方も助成を受けられる可能性があります。
詳しくは、徳島県のHPをご覧ください。
徳島県不妊治療費助成事業
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kenko/kenko/7241003/
徳島県こうのとり応援事業~不妊症・不育症に関する助成事業~
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kenko/kenko/7241166/